運弓、追求、バタンキュー

Natsuko Matsukawa

他大/4年/ヴィオラ

フォイヤーに入ったきっかけは?

大学が関東の田舎にあるため東京との繋がりを保ちたくて、東京のインカレのオーケストラサークルを探しはじめ、最初に参加した説明会がフォイヤーでした。そのまま勢いで座談会、オーディションと進み、他を全く検討しないまま入団しました。笑
でも全く後悔はしていません!

実際に入ってみて、様々な大学に在籍中/出身の学生や社会人がいる多様性も魅力的でした。

自分はどんな人だと思う?

向上心には自信があります。目標だけは常に高く!笑
その一方で実行に移すのが苦手。考えるだけの「意識高い系」を今年こそ卒業したいです!!

■ 他の団員から見た「なつこ」

真面目で熱意があってちょっとオットリ。
真面目といえば、配られた楽譜がいつもあっという間に書き込みで真っ黒に。他の人は決して解読できません。
熱意といえば、聞いてもいないのに、誰よりもアツくアツくフォイヤーや音楽への想いを語ってくれたりします。お陰でこちらが初心をふと取り戻すこと多々。
オットリといえば、練習中とか飲み会中とか、ふと気づくとふらーっと別世界にいたりもします(笑) 。でも、いつも周りをほんわか明るくしてくれるグッドな存在です。
(ヴィオラ/社会人/男)

キャラクター、動物に例えると?

先輩にはイルカに似てると言われました。笑 哺乳類っぽいらしい。
穏やかそうなところは似てるかもしれないですね。笑

この1年で、特に印象に残っていること(できごと)はなんですか?

圧倒的に去年の冬定演です!
私にとってはフォイヤーに入って初めての本番だったのですが、普段の練習とは一味違った、本番ならではの緊張感や気持ちの盛り上がりが本当に印象的でした。終わったあとのみんなの達成感や自信に溢れた表情は今でもよく覚えています。

初本番の話をもう少し詳しく教えてください!

クラシックにあまり興味がなかった友人たちが、フォイヤーの定演を聞いたことをきっかけにすごく興味を持ってくれたり、「感動した」と言ってくれたりしたことがとても嬉しかったですね。こんな風に他の人に何かを感じてもらえるような演奏ができたんだ、と。
初めてのフォイヤーでの本番でしたが、自分でも驚いたことに全く緊張せず、むしろ普段よりも弾けたと思います。今まで注意されてきたことを意識したり、周りの音を聴いたりする余裕もあったかも。まだまだ課題は山積みですが!アンコールの時、ヴィオラだけトレーナーの先生の提案でお揃いの変なマスクをしたのも良い思い出です。笑

フォイヤーの印象は、入る前と後でどのように変わりましたか?

フォイヤーに入る前は、全員演奏が元からすごく上手で、良い音楽を追求するために厳しくて怖いのかな、という勝手な想像をしていました。笑
でも、実際入団してみてだいぶ印象が変わりました。個性的で変な人が多い!笑 大学や歳関係なく、音楽をやるときは真剣に話し、それ以外はふざけたりと、高校とも大学とも違うつながりが面白いです。
私のパートでは、社会人の先輩方が平日の夜仕事終わりにzoomで一緒にさらってくださったり(!)、全体練習の合間に質問すると沢山教えてくださったりと、皆さんとても優しいです(ヴィオラに限らず!)。優しさからくる厳しいお言葉も、もちろんありますが。笑

フォイヤーに入って変化したことは?

実は私、最初はヴァイオリン枠で入団したんです。でも入って数ヶ月経った頃、「ヴィオラをやってみない?」と声をかけられて。最初は、ヴィオラなんてよく知らないしメロディあまり弾けないし、正直気乗りがしないな、なんて思っていました。笑 でも、実際やってみたら全然違った。私はヴィオラをやったことで一番変われたと思っています!
たとえば他のパートを聞くこと。お恥ずかしながら、自分がメロディ以外を弾くようになって初めて意識できるようになりました。そうすると、「今までアンサンブルだと思っていたものは、そんな域に達していなかったんだ!」なんて気づけたり。そもそもの概念が入団してから結構変わりましたね。
後は、上半身を動かすこと。「ヴィオラはみんな同じ動きをしていてすごいね」とよく言われるんです。笑
そもそも上半身を動かすなんて概念はなかったのですが、そこを意識するようになってから、なんで上半身を動かした方がいいんだろう?呼吸と体の動きは関係あるのかな?なんで先輩はこの小節の三拍目で体が斜め左にいくんだろう?なんてずっと考えるようになりました。とりあえず先輩の動きを徹底的に真似してみるうちに、最近は自然にできるようになってきた気がします。
いずれはヴァイオリンに戻る予定になっていますが、今は心底ヴィオラを経験できて良かったと思っています!

家が遠いと聞きましたが...?

はい、練習に行くごとに旅してます。片道二時間1700円以上!笑
帰る時に先輩から「よい旅を!」なんて言われたこともあります。笑 家からはバスに乗って電車の駅に行くのですが、帰りは終バスが早すぎて交通手段がなくなってしまうので、自転車で電車の駅まで行っています。でも、練習が終わって帰る時は、遠くて大変だけれども学びや刺激が多く、来てよかったなといつも実感しています。遠くに住んでいて入団を迷っている方、ご心配には及びませんよ!私だけでなく、家が遠い団員も意外に多いんです。家遠いネタでぜひ仲良くなりましょう。笑

1週間の生活、どんな感じ?

いつも予定でいっぱいの忙しい毎日を過ごしています...!スケジュールの隙間をぬって、友達とご飯に行ったり、練習したり、勉強したり。もっとストイックな生活、目指してます。笑